
ふわりと香る、抹茶とホワイトチョコの余韻
スペイン・バスク地方の濃厚なチーズケーキに、和の素材をひとさじ。
抹茶の渋みとホワイトチョコのまろやかさが重なり合い、粉を使わずになめらかに仕上げました。
ひとくちごとに、舌の上で静かにほどけていく、やわらかな口どけ。
冷やしても固くならず、カットするたびに、抹茶とチーズの香りがふわりと立ちのぼります。
しっかり焼き込んだ焦げ目の香ばしさが、奥に潜むやさしい甘みをそっと引き立ててくれる、
大人のための、和のバスクケーキです。
■ 材料(15cm丸型・1台分)
◾️ ベース
- クリームチーズ … 200g(室温)
- ホワイトチョコ … 70g(細かく刻む or タブレット)
- 生クリーム(動物性・35%以上)… 180ml
- 卵 … 2個(室温)
- グラニュー糖 … 50g
- 抹茶パウダー … 小さじ2〜3(濃さはお好みで)
- 塩 … ひとつまみ
- バニラエッセンス … 数滴(任意)
◾️ 仕上げ(お好みで)
- 粉糖、抹茶パウダー … 各少量
■ 作り方(230℃焼成対応)
- 型とオーブンの準備
15cm丸型にくしゃっとしたベーキングペーパーを敷き、高さを出すように縁を整える。 オーブンは230℃に予熱しておく。 - ホワイトチョコを溶かす
耐熱ボウルにホワイトチョコと生クリームのうち50mlを入れ、湯せん(またはレンジ)でゆっくり溶かす。 なめらかに溶けたら残りの生クリーム(130ml)と合わせて混ぜる。 - クリームチーズと砂糖を混ぜる
別のボウルにクリームチーズとグラニュー糖を入れ、やわらかくなるまでしっかり混ぜる。 - 卵・塩・バニラを加える
卵を1個ずつ加えてその都度混ぜ、塩とバニラエッセンスも加える。 - 抹茶を加える
抹茶パウダーをふるい入れ、ダマがなくなるまで混ぜる。 - ホワイトチョコ入り生クリームを加える
数回に分けて加え、ツヤが出るまでやさしく混ぜる。 - 濾す → 型に流す → 空気抜き
生地をこし器でしっかり濾してから型に流し入れる。 型を数回トントンと落として、余分な空気を抜く。 - 焼成(230℃) 230℃で20〜25分焼く。
表面にしっかりと焼き色がつき、中心が軽く揺れる程度で取り出す。 ※焦げすぎが気になる場合は、焼き時間後半にアルミホイルをふんわりかぶせてもOK。 - 冷ます・寝かせる
粗熱を取り、ラップをかけて冷蔵庫へ。一晩以上しっかり冷やすと、味と食感がなじんで美味しくなります。
アレンジ・ポイント
- 焼き色が付きにくい場合は、最後にしっかり温度を上げて「香ばしさ」をプラス。
- ホワイトチョコが甘いので、甘党でなければ砂糖は控えめでも◎。
- 盛り付けは、黒いプレートに1カット斜め置き+抹茶パウダーひとふりがおすすめ。
- クランブルやアイスを添えて、カフェプレート仕立ても◎。