
ふんわり香る八角と、とろける豚肉の台湾風ごはん
台湾の屋台で親しまれている「魯肉飯(ルーローハン)」は、
やわらかく煮込んだ豚肉を白ごはんにのせて楽しむ、現地の定番どんぶり。
このレシピでは、干し椎茸の旨みに紹興酒と八角の香りを重ねて、
とろっと甘辛く仕上げました。
ほんのりスパイシーで、ごはんがすすむ濃厚な味わいです。
半熟卵と青菜を添えて、おうちで屋台気分を楽しめる一杯に。
材料(2人分)
■ メイン具材
- 豚バラブロック … 300g(1〜1.5cm角)
- にんにく … 1かけ(みじん切り)
- しょうが … 1かけ(みじん or 千切り)
- 干ししいたけ … 3個(戻してスライス)
- ゆで卵 … 2個(半熟がおすすめ)
- ごはん … 丼2杯分
- 青菜(青梗菜など)… 適量(茹でておく)
■ 調味料
- きび砂糖 … 大さじ2
- みりん … 小さじ1
- 濃口醤油 … 大さじ1.5
- オイスターソース … 大さじ1
- 紹興酒 … 30ml
- 干し椎茸の戻し汁+水(または中華スープ)… 合計200ml
- 五香粉 … 小さじ1/4
- 八角(ホール) … 1個
- 黒胡椒(ホール) … 2〜3粒(軽く潰す)
- 鷹の爪(ホール) … 1本(お好みで)
- ごま油 … 小さじ1
作り方
- 干し椎茸を戻す ぬるま湯で30分〜1時間かけて戻し、薄切りにする。戻し汁は捨てずにとっておく。
- 豚バラを炒める ごま油をひいた鍋に角切りの豚バラを入れ、中火でしっかり焼き色がつくまで炒める。 余分な脂が多ければキッチンペーパーで軽く吸い取る。
- 香味・香辛料を加える にんにく、しょうが、八角、黒胡椒、鷹の爪を加えて香りが立つまで炒め、 干し椎茸も加えて軽く炒め合わせる。
- 煮込む 紹興酒を加えて1分ほどアルコールを飛ばす。 きび砂糖、みりん、醤油、オイスターソース、五香粉、戻し汁+水を加える。 沸騰したらアクを取り、弱火に落として落とし蓋をし、20分煮込む。
- 卵を加える ゆで卵を加え、煮汁をかけながらさらに10分煮る。 照りが出て煮汁がやや濃くなるまで。
- 盛り付ける 器にごはんを盛り、具材・卵・青菜をのせて、煮汁をたっぷりとかける。
メモ・コツ
- 豚バラは脂を落としすぎず、表面にしっかり焼き色をつけるとコクが増します。気になる場合は、一部を肩ロースに置き換えても◎。
- 八角は香りのアクセント。風味が強いので、控えめに使いたいときは途中で取り出すか、半量に。五香粉でバランスを取るのもおすすめです。
- 干し椎茸の戻し汁は自然な旨みの素。時間がないときは鶏ガラスープなどで代用しても美味しく仕上がります。
- ゆで卵は半熟〜黄身がとろりとするくらいが食べごろ。白身に煮汁がほんのり染みて、見た目と味に深みが出ます。
- 仕上げに煮汁を軽く煮詰めて照りを出すと、見た目にも味にもメリハリが出て◎。お好みでラー油を少し垂らせば、ピリ辛アレンジにも。